LORI VAMBE
DRUMGITA SOLO

メーカー・インフォメーション

共鳴胴に見立てた打楽器のボディにギターやベースのネックを直結した『Stringdrum』なる自作楽器を操る異才Lori Vambe。82年に残した二枚の自主制作盤のうちの一枚で、レア作『DRUMGITA SOLO』を、信頼のUK STRUTが復刻。

この自作楽器を全編で駆使し、デザートブルースのようなの躍動感、なんとも言えぬ音響、そしてサイケデリック°アレンジを巡らせた、プリミティヴ・マッドでいてグルーヴィーな唯一無二の音楽世界を体感する衝撃作。

ジンバブエのハラレに生まれたロリ・ヴァンべは、1959年にロンドンへと移住。1970年代にはブリクストン・スクワット運動(空き家の無断占拠=スクワットを通じて文化的自立を志向した運動で、政治的であると同時 に芸術活動とも結びついた)に参加し、独学でドラムを学んだ。

ある日ヴァンべは、へその緒から延びた未知の楽器を演奏しながら恍惚の感覚を得るという夢を体験したのだという。そしてヴァンべは、「ドラム・ギター(Drumgita)」あるいは「ストリング・ドラム」と呼ばれる独自の楽 器を創り出すことによって自身の夢の具現化を試みた。

この独自の楽器を用いて、ヴァンべは1982年、自主レーベル〈Drumony Records〉に2枚のアルバム(『Drumland Dreamland』『Drumgita Solo』)を残した。逆再生やオーバーダビングを駆使して四次元へのアクセスを目指したこれらのアルバム は、まさしくブリティッシュ・ブラック・エクスペリメンタル・ミュージックの秘宝ともいえる作品だ。

-Track List-

A1. INTRO
A2. DRUMGITA
A3. ANCIENT BOOGIE (MANTRA)
A4. ARTNAM
A5. MANTRA
A6. (ONE) BOOGIE HOME GOING

B1. GOING HOME BOOGIE (ONE)
B2. UN MINUTO (ONE)
B3. UN MINUTO (TWO)
B4. GOING HOME BOOGIE (TWO)
B5. GOING HOME BOOGIE (THREE)