SHIRLEY COLLINS
HEART'S EASE (DELUXE EDITION)

38年ぶりの復活作となった前作『LODESTAR』から4年ぶりの作品となる本作はブライトンで制作され、彼女が60~70年代に残した作品に比肩するオリジナリティ、そして再びその長いブランクを感じさせない歌声に感嘆させられる仕上がりとなった。英米のトラディショナル・ソングはもちろん、新曲も多数収録した今作は、先行公開された海賊キャプテン・キッドで有名な18世紀のイングリッシュ・バラード「WONDROUS LOVE」をはじめ全12曲を収録。ジミー・ペイジやレイ・デイヴィスにも影響を与え、フォークを中心にブルース、ジャズ、中東音楽、インド音楽等の要素も持ち込んだ音楽性で、1960年代イギリスのフォーク・シーンにおける重要な触媒になった人物として評価された今は亡き盟友デイヴィ・グレアムからのインスパイア、そして公私ともにパートナーであるオースティン・ジョン・マーシャルと2曲で歌詞を共作しており、作品に深い魅力を添えている。