BAGUS!
恋の潮汐

メーカー・インフォメーション

DJ吉沢dynamite.jp/原田美桜(猫戦)/Zunggu Zunggu推薦！はっぴいえんど〜CITY POP〜渋谷系〜現行CITY POPからの影響や共感を包含し、現在はLOVERS ROCKを演奏するBagus!。圧倒的なNEO SOUL歌謡、超名曲「魔法」収録。シングル曲4曲+シングル級の楽曲収録。捨て曲なし傑作LP！

Bagus!、7インチシングル3枚に続き、1stフルアルバムをLPで発売！既発の人気シングル曲から定番のラヴァーズロック、新機軸のR&B風楽曲まで収録された「入門編」にも最適かつ、Bagus!の今後の新たな展望をも予感させる１枚！

既出曲の中でも、チークタイムは和歌山の盟友、richblackのラップが楽しめるニューミックスになっている。
新録はこれまでのラヴァーズロック路線の曲に加え、「Lovers From Home」で確立した打ち込みスタイルの「恋の媚薬」や、R＆B風の「魔法」で新たな側面も楽しめる。白川・住野・小西それぞれのボーカルが楽しめるのも本作の魅力の一つだろう。
お馴染み、NONA JONES(https://instagram.com/zeze_hihi_?utm_medium=copy_link)によるアートワークにも注目。

トラックリスト:
SideA
1.シルクのリボン
2.魔法
3.チークタイム feat.richblack
4.あなた
5.同じ月を見ている
SideB
1.あなたを聴かせて
2.Short Trip At Midnight
3.バターココア
4.夏の気まぐれ
5.恋の媚薬

ノープロモーションにも関わらず、過去3枚の7インチシングルはどれも数百枚販売され、1stシングル「チークタイム」のPVは再生回数10000回目前。DJ吉沢Dynamiteさんが賞賛、松永良平さんによりラジオでオンエア。「同じ月を見ている」はKH a.k.a Katsunori Hiraiwa (HF International)がマンスリーのJetset recordsDJチャート一位に選出。

『LOVERS ROCK RECORD GUIDE』監修Zunggu Zunggu、『和モノ A to Z Japanese Groove Disc Guide』著者DJ吉沢dynamite.jp、情報に敏感な音楽ファンはみんな注目している猫戦の原田美桜らがコメントを寄せる。

影響受けた音楽をシュガーベイブ「SONGS」と語る白川大晃（Vo/Gt）率いるBagus!。LOVERS ROCKをキーワードに活動しているが、歌謡曲/ニューミュージック的な日本人の琴線に触れるメロディーと、クリーミーで特徴的な歌声。ティンパンアレーがそうだったように、ブラックミュージックを経由した黒いグルーヴとロックバンドの奏者が持つ主張する演奏、両方の良さを兼ね備えていることでサウンドの快感と深みがあり、何度聴いても聴き飽きない。はっぴいえんど〜CITY POPS〜渋谷系〜現行CITY POPを心地よく感じる今の感覚にも寄り添うサウンドは、均一化した流行りのものに飽きはじめたリスナーにも新鮮に響く。

LOVERS ROCK含めクラブミュージック的な音楽は、ひとつのジャンルのサウンドでアルバムを作る事が多い為、アルバム一枚通して聴き続けられるものは多くはない。だが、Bagus!の1stアルバム「恋の潮汐」は、ヴァラエティに富んだ内容と楽曲の良さで、スキップせず何度もリピートしてしまう傑作。

「チークタイム（richblackのラップをフィーチャー、ヴォーカル歌いなおし） 」、「同じ月を見ている」、「夏の気まぐれ」、「あなた」。3枚のシングルから4曲も収録した、まるで昭和のバブル期のような密度感のアルバム。

加えてROCKING TIME系のROCK STEADY歌謡「シルクのリボン」、NEO SOULを取り入れた「魔法」と、わかりやすくクラブ映えする曲だけでなく、どの曲も完成度が高く聴き逃せない。また、メンバーである小西 誠、住野 敦子ヴォーカル楽曲も収録されており、これが、メンバーのご機嫌取り的なレベルではない。２人もメインヴォーカルで良いと思うくらい個性がある歌声がアルバムに色味と深みを与えている。良い流れで楽曲が進行し、じっくりじわじわと、どの曲も耳に馴染む。寄せ集めのエッセイでなく、つながりのあるひとつのストーリーのよう。

特筆すべきは圧倒的なNEO SOUL歌謡、超名曲「魔法」。絶対的な代表曲である「チークタイム」を、CITY POPリスナーにも届くアーバンでAOR的なLOVERS ROCK「同じ月を見ている」「夏の気まぐれ」で凌ぎ、更にその先へ進化した事がはっきりとわかる名曲。それは、マーケティング的に音楽のトレンドを捉え/売るための音楽を作る人達とは対極で、良いと思った音楽を取り入れる素直さと、それを血肉にするリスペクト精神がある。

「魔法にかかった瞬間」と歌いだしの瞬間、名曲と、すぐにわかった。NEO SOULから感じられるものと同様の快感を体感できるサウンド。「雑誌の星占い」「起き抜けのジントニック」等、そのメロディーにふさわしい、心にひっかかる単語が、あらかじめその位置と決められてたかのようにきっちりはまっている。白川大晃がその歌声と歌い方で歌われる事が必然。

(Text by DJ BOYFRIEND)


◆アルバムコメント

・Zunggu Zunggu (EMPEROR / It's a Romance Production)

ここ数年、僕の音楽人生において彼らの存在は欠かせません。作詞作曲、演奏、コーラスなど様々な場面でお力添えをいただいております。そんな大切な仲間である『Bagus!』のファースト・アルバムが遂に完成したという事で、本当に自分の事のように嬉しく思います。思い起こせば三年前。とあるバーで白川くん(白川大晃)から「チークタイム」のCDを頂戴しました。文学青年のような彼が書く詩的でロマンティシズムに満ちたリリックの世界観。まるで恋愛小説を読んでいるほどの美しさだった。今作のアルバム内でも、やはり期待を裏切らないロマンティックな作品が存分に散りばめられている。それに加え、メイン・ヴォーカルの白川くんの他にギタリストのマコちゃん(小西誠)やキーボーディストの辻さん(住野敦子)が、それぞれリード・ヴォーカルを務めた多種多様な楽曲も収録されているので、なかなか聴き応えがあります。

彼らはUKラヴァーズ・ロックの影響を受けながらも日本人としてのアイデンティティをしっかりと兼ね備えており、そのポップ・センスに彩られた、どこか懐かしいサウンドが僕を魅了してやまないのです。日本のラヴァーズ・ロック界を代表して言わせてください。このレコードは今後、ジャパニーズ・ラヴァーズ・ロックの金字塔になりうるアルバムだと断言します！！

・DJ吉沢dynamite.jp

どこか懐かしさを感じる”胸キュン”メロディ。ネオ・シティポップ&ニューミュージックな曲群にレゲエ的裏打ちマジックを加味した、既発のシングルを含む集大成！
”甘く危険な”ギター・リフから幕開ける、バンドのバンマス白川氏の類稀なるメロディ・センスが冴え渡る国産ラヴァーズ・ロックな名曲の数々・・・本当いい曲多いので取り敢えず２回以上は通し聴きすること強要します！！


・原田美桜（猫戦）

忘れそうになるけど、海はいつでもそこにある。
夜でもそこにあって、冬にもそこにある。
私が眠っているときも、あなたが一日中部屋で過ごした今日も。満ちては引いて、そこに。

「恋の潮汐」は街、そして心の中で普遍的に存在する輪郭たちを、丁寧に丁寧に、言葉と音でなぞる、煌めきのナンバーの数々。
恒常的な営みがこんなにも美しいことを、私たちはなんで忘れてしまうの？
そんな自責の念さえ泡沫。気まぐれに再生した私のことを、いつでもその煌めきの中へと誘ってくれる。きっと、引力に導かれて・・・気づかないうちに、遠くまで。