BLGTZ
チルコ

メーカー・インフォメーション

ディスコグラフィーの多くが入手困難かつ不安定な活動を続けているにも関わらず、オルタナティヴロックシーンの孤高の存在として君臨し続け、近年では韓国産シューゲイザーバンドParannoulも影響を公言するなど、国内外問わず近年より再評価の声が高まるblgtz。
2000年ごろから田村自身によって制作、録音された本作は、朧げなボーカルと漂うように繰り返されるギターフレーズや
宅録ならではの湿った空気感が、下北系ギターロック全盛の当時としては異質な作品である。
しかし「→ (305 demo)」、「4月のチューニング」に挙げられるドリーミーなサウンド、随所に織り交ぜられたSEや環境音は、
近年のローファイシーンやベッドルームポップとも通ずる音楽性であり、バンドとしては未完成ながら彼の先鋭的な才能が既に発揮されたものとなっている。
「ゼロ年代の孤独」を切り取った傑作を20周年のこの機会にぜひ手にとっていただきたい。

SIDE A
1.→ (305 demo)
2.ムーロムスキイ
3.popolo
4.メ
SIDE B
1.4月のチューニング
2.公園はみんなのオナカ