これぞ21世紀のタンゴ! フアン・パブロ・ナバーロのコントラバスを中心とした低音の現代的な響きこそが、ピアソラ、そしてタンゴを更新し続けるキーポイントとなっている。
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2022年 アルゼンチン盤
2019年、アストル・ピアソラの孫であり自身もタンゴジャズのドラマーとして活躍するピピ・ピアソラが、自身でキュレーションするピアソラ・フェスティバルにスキッシを招待。そこで祖父の作品をアレンジするように依頼したのが事の発端だ。フェスティバルでのパフォーマンスも好評だったのだろう。そのアレンジをもとに本作はレコーディングされた。
まずは先行公開された「Michelangelo 70」を聴いてほしい。ピアノ、バンドネオン、コントラバス、ギター、ヴァイオリン。すべてのパートをパーカッシヴにとらえた鉄壁のアンサンブルは、さらに成熟の域へと到達。時に現代音楽や電子音楽的なテクスチャーすらのぞかせつつも、オリジナルのアイデンティティは残し、強烈なドラマ性を伴いながら一気に駆け抜ける圧巻のトラックだ。
そもそもピアソラの楽曲をアレンジするのは非常に難しいとされている。誰しもが彼の楽曲に対し鮮烈な印象を抱くため、そのスタイルや魅力から逃れることは困難だからだ。ピアソラは楽譜上でピアソラなのである。さらにスキッシの場合、ピアソラと同じ五重奏編成である。スキッシにとっても、決して楽なプロジェクトではなかったであろう。そういった苦難は「Libertango」などの有名曲だけでなく、あまり知られていない楽曲をバランスよく配したあたりにも見て取れる。そしてキンテートのメンバーだけでなく、録音エンジニアのフロレンシオ・フストの手腕にも触れないわけにはいかない。フアン・パブロ・ナバーロのコントラバスを中心とした低音の現代的な響きこそが、ピアソラ、そしてタンゴを更新し21世紀のものとするキーポイントなのかもしれない。
1,Michalangelo 70;
2,Revirado;
3,Libertango;
4,Preparense;
5,Kicho;
6,Adios Nonino;
7,Maria de Buenos Aires a) Contramilonga a la funerala b) Tangata del alba c) Fuga y misterio;