世界中のピアニストからも愛されたエチオピアの修道女=Emahoy Tsege Mariam Gebru。2023年にこの世を去った彼女の初となるボーカルアルバムが登場!16ページフルカラーのブックレット付き。
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ゴールド・ヴァイナル
60年代初頭から母国の孤児院に資金を供給するためにレコーディングしてきた彼女の作品は、エリック・サティ、ドビュッシー、コプト式エチオピア教会の典礼音楽、そしてエチオピアの伝統音楽から影響を受けた唯一無二の楽曲。今作は1977年から1985年にかけてレコーディングされていた楽曲を収録したアルバムで初となるボーカル作品となります。窓の外の鳥のさえずり声/ピアノのベンチのきしむ音/彼女の指がボタンを押す音などレコーディング中の身近な音がそのまま収録されています。彼女は今作が世界中の多くの人に届くことを夢見ながら2023年3月にこの世を去りました。生誕100年を記念して彼女の家族が協力して今作がリリースされます。LPには16ページフルカラーのブックレット付き。
<プロフィール>
エチオピアの修道女であり作曲家/ピアニスト。エチオピアのアディスアベバの裕福な家庭に生まれる。6歳のとき、姉とともにスイスの寄宿学校に入学しそこでヴァイオリンを学んだ。帰国後は戦争や国の情勢に振り回され音楽活動は出来なくなり19歳の時エチオピア・ウォロ州のギッシェン・マリアム修道院に逃げ込み21歳で修道女となる。1960年代には、かつてエチオピア王国の首都があったゴンダール県に住みそこでエチオピア正教会の聖楽を創始したとされる6世紀の聖ヤレドの宗教音楽を学ぶ。その頃から母国の孤児院に資金を供給する為に楽曲制作を始める。1984年母の死後に彼女は共産主義のデルク政権を逃れエルサレムのエチオピア修道院に移り住む。彼女のレコードの収益は孤児院を支援するために使われています。2023年3月に惜しまれつつこの世を去りました。
1.Clouds Moving on the Sky / 2.Ready to Leave / 3.Is It Sunny or Cloudy in the Land You Live?
4.Tenkou! Why Feel Sorry? / 5.Ethiopia My Motherland / 6.Where Is the Highway of Thought?
7.Donʼt Forget Your Country / 8.Like the Sun Shines on Meadows