AJATE
DALA TONI

メーカー・インフォメーション

ハンドメイドの竹製弦楽器、バラフォン、竹筒、そして和太鼓と篠笛、鉦が織りなすお囃子と、フェラ・クティ由来のアフロビートをブレンドした唯一無二のアフロ・グルーヴを鳴らし、爆発的なライヴで国内のみならずフランスやイギリスを中心とした欧州でも絶大な人気を誇るアジャテ。お囃子+アフロビート+音頭、歌謡曲的な質感は盟友・民謡クルセイダーズにも通じるが、また別のアイデンティティと世界観、ライヴ感を構築し根強いファンを増殖し続ける。そんな彼らの4作目となるフル・アルバムは、様々な現場を重ね積み上げた経験値とバンドのアンサンブルをしっかりとパッケージングした録音で、間違いなく2024年時点での最高傑作。

現場では既にお馴染みの酔いどれ賛歌A-1"Waya Yawa"は、ライヴでの祝祭感が驚くほどしっかり再現されている。シングルでもリリースされたA-2"iduchihemo"はポリリズミックなグルーヴがより強化されて再録。今作屈指のハイライトであるA-3"Nagi Yoni"は、シンガーPEPPERMINT Uの本領が大いに発揮された涙腺を刺激する名バラード。これぞまさにアジャテの新機軸。歌モノとしてもしっかりとした存在感を持ち、メロウでありながらも徐々にドライヴしていく展開は圧巻。折り返してからのB面はアジャテ節がさく裂するお囃子アフログルーヴが揃い、B-1"Kopi Lakanka"で再び地をならしてから、スリリングなアフロビート・ナンバーB-2"Roghinaware"で大団円を迎える。

メンバーの変遷、バンド・アンサンブルの成熟を経て、アジャテ史上屈指の豊富なバラエティの楽曲が揃うだけに、これまで以上に新しいリスナーにも届いて欲しい全5曲収です!

Text By HIGHLIFE HEAVEN