ORQUESTRA AFRO-BRASILEIRA
OBALUYE

メーカー・インフォメーション

モアシール・サントスやジョゼ・プラーテスと並び称される存在で、彼らと異なるアプローチでアフロ・ブラジルのリズムとヨルバの精神世界を発展させた音楽家、アビガイル・モウラ。本作はそんなモウラ率いるオルケストラ・アフロブラジレイラが残した1stアルバムで、1957年に Todamerica レーベルから10inchで発売された逸品だ。

アフリカ系ブラジル人の歴史における英雄から、民話、カンドンブレの歌、さらにはオリシャの神々の召喚儀式などを行き来する、独特の世界観はもちろん、アゴゴ、アフォシェ、ガンザ、アタバキ、アンゴナ・プイタ、ビリンバウなどアフリカ系ブラジル人の用いる楽器に、ビッグバンド・ジャズの手法を融合。サックス、トロンボーン、クラリネット、ピアノなどと組み合わせ、アフロ・ブラジリアン・サウンドを発展させた画期的なアルバムとして、現在ではブラジル音楽史上、最も重要なアルバムとして認知されている。

その後 1968年にブラジル CBS に残したアルバム『Orquestra Afro-Brasileira』は、すでにリイシューされているが、この『Obaluayê!』は今回が初のリイシュー。セウ・ジョルジ&ホジェーのアルバムなどを手掛けた UK の好レーベル Night Dreamer が始動したサブ・レーベルの第一弾であり、オリジナルのレコードを模したティップオン・ジャケット仕様と装丁もばっちり。レコードコレクターはもちろん、今年リリースされ話題となったオルケストラ・アフロシンフォニカのルーツとしても必聴・必携の一枚だ。

- First reissue on vinyl in over 60 years - Inspired hip-hop pioneer DJ Nuts and Beastie Boys producer Mario Caldato Jr.
- Limited to 1000 individually numbered copies
- Tip-on jacket sleeve matching original pressing